早期の大腸がんは、自覚症状がほとんどない。

大腸がんは、「生活習慣病の一種」ともいわれていますが、大腸がんで死なないためには、まずは大腸がんにならないための生活習慣を心かげることが大切です。そのうえで、がん年齢である40歳になったら定期的な内視鏡検査を受けることが、大腸がんで死なないための最大の予防策といえます。

大腸がんは早期にみつかればほぼ完治しますが、進行がんで発見された段階だとすでに肝臓などに転移している場合が多く、手遅れになる場合が多いということを忘れないでください。大腸がんは他の臓器のがんとは異なり、早期の段階では顕著な自覚症状がないままに進行する場合が少なくありません。血便や腹痛などの自覚症状が出てからでは、約20%の人に肝臓や肺への転移があり、完治率は急落します。「攻撃は最大の防御なり」という名言がありますが、大腸がんに限っていえば、「最大の防御である定期健診」を欠かさなければ、攻撃(治療や手術)をする必要がなくなります。

大腸内視鏡検査は早期発見とその場で治療、どんな小さな腫瘍も見逃さない!

がんの治療では「手遅れ」にならないことが最も大切です。早期がんはほぼ100%治りますが、発見が遅れるとがんは大腸の壁を越えて他の臓器に広がる危険性があります。内視鏡の検診では、大腸の内壁を実際にモニターに映し出して病変の有無を調べます。レントゲン撮影などの昔ながらの検査方法に比べ、早期発見の確率は飛躍的に高まっています。

内視鏡の最もよいところは、悪性のポリープやがんが確認された人はその場で、発見と同時に内視鏡による切除治療が行われることです。患者さんの身体的負担もほとんどなく、検査が終わればそのまま歩いて帰り、その日の生活も普通におこなうことができます。