検査時間は5分で痛くありません

内視鏡検査では直径12~15ミリほどのスコープを肛門から挿入し、盲腸まで入れて腸管の様子をモニターで診断し、戻りながら悪性のポリープやがんを切除していきます。一般の医師では盲腸に達するまで、15~20分かかりますが、工藤医師の場合はだいたい1~2分で到達し、5分で検査を終了します。「早ければ、いいものではないだろう」と思われるかもしれませんが、内視鏡検査では、早いのはいいことなのです。第一に、盲腸まで挿入するのが早ければ早いほど、患者さんの苦痛は軽くなります。遅いとは、内視鏡が腸の中を長い時間さまようわけですから、大きな負担を患者さんに強いることになります。

25万件以上の内視鏡検査実績

内視鏡医師の技量を知るための最も簡単な方法は、「内視鏡検査を行った件数」になります。当クリニックの工藤進英医師は、これまで25万件以上、一日で多いときは40件、1年で1万件の内視鏡検査を行っています。工藤医師は、数多くの患者さんたちの病態に接し、患者さんの身体に最も負担の少ない「軸保持短縮法」という手法を完成させました。白金台内視鏡クリニックは、工藤医師の監修のもと、以前は「痛い」といわれていた大腸内視鏡検査のデメリットを払拭した、痛みの伴わない「無痛内視鏡」の検査・治療法を患者さんへ提供しています。

検査が終わればそのまま日帰り

内視鏡検査の最大の長所は、悪性のポリープや早期がんが確認されたときは、その場で内視鏡による切除治療が行われることです。患者さんに身体的負担はほとんどなく、検査と治療が終われば入院の必要もありません。そのまま帰宅することができます。治療後、「がんが見つかりましたので、切除しておきました」と説明すると、信じられないという顔をする患者さんが少なくありません。がんと聞くと、入院、大手術というイメージがわくのかもしれませんが、内視鏡による治療であれば、患者さんが拍子抜けするほど短時間で終わるのです。

治療に入る前には患者さんに、「今日は、このような手順で行います」と伝えます。常に、それぞれの患者さんにどのような治療を行うか、シナリオを作ることにしていますので、それを前もって患者さんにもお伝えするのです。シナリオを作るのは、治療を合理的に行うためです。たとえば、20代の患者さんに下血があるといっても、その年代でがんである可能性200万人に1人と極めて低いので、がんを一生懸命探しても意味はないわけです。これが40代50代であれば、注意深く見るようにします。この場合でも、下血が痔ではなく腫瘍によるもではないかなどと、想像しながら観察するようにしています。

治療の際、大腸の動きを止める注射はしますが、ほとんどの場合は強い麻酔薬を使いませんので、患者さんに、「これは良性のポリープですよ」「これから取ります。大丈夫、痛みはありませんから」などと声をかけるようにしています。緊張のため、耳に入っていない患者さんもいるようですが、これは患者さんを安心させるためです。また、病変の写真を多く撮り、あとで患者さんに説明します。ただ、素人の方がご覧になっても病変箇所はまず分からないでしょう。かかりつけ医の先生に、お見せしてもらえればと思っています。